私のパートナー


この度LOWAの登山靴を購入、入念なフィッティングを経て購入しただけあって、全く問題なく快適な登山をすることができました。

今回は購入後2回ほど登山をした時点でのレポートをいたします。


まずは、こちらがBackcountry穂高さんでフィッティング完了した時点でのLOWAでございます。ご存知のようにLOWAの登山靴は革靴で表面は起毛してあります。これにはしかるべき理由があるのですが、あえてここでは書きません。少なくともデザインのためとかそんな陳腐な理由ではありません。

さて、ここから職人技によるワックスがけをしていただきます。Backcountry穂高さんではこのワックスがけの教室なども開催しているようです。
今回はワックスがけはお願いすることにしました。





そしてしばらくすると、ワックスがけが完了したLOWAの登山靴が自宅に届きました。
同じ登山靴とは思えないほどの見事な仕上がりに感服いたしました。

ちょうど月末に涸沢・穂高の2泊3日の山行を控えていたので、その前に一度慣らしで日帰り登山でもしたかったのですが、何せ都合がつかなかったので2泊3日の涸沢・穂高がmy LOWAのデビューとなりました。

それでも不安は全くございません。なぜなら、あれほどたくさん歩いてフィッティングしてあるので、自分の足に合っているというのがわかっているからです。







さて、my LOWAのデビューとなった涸沢・穂高は2017年9月28日〜30日の日程で行ってまいりました。一年で一番混雑する時期、最終日の土曜日に途中ですれ違う人の多さに仰天したところでございます。

今回の3日の行程のうち、初日はほぼ1日雨、涸沢にテント泊したのですが、翌日起きた時は靴の表面が凍っていました。もちろんテントの中に入れていたのですが。さすがに一日中雨の中を歩くと靴に塗り込んだワックスも限界になるようです。

翌日は北穂高岳の往復。しばらく日に当てて乾いたところで、穂高の名峰に登っていきます。
デビューにしてはかなり過酷な条件であったと思います。

過酷な条件だったにも関わらずLOWAの登山靴は私の足元をしっかり支えてくれました。登山靴が違うだけで、ここまでストレスがないというのは自分でもびっくりです。インナーやアウターは多少サイズの違いがあっても深刻な問題にはならないと思っておりますが、靴だけはジャストフィットでないと登山にも影響を及ぼすんだということがはっきりわかりました。






おかげさまで、涸沢・穂高から戻ってきた時のLOWAは一気に写真のような姿になりました。
さて、これからメンテナンスの始まりです。
手順に従って数種類のワックス等を塗り込んでいきます。初めてなので最初は要領を得なかったのですが、やっていくうちに徐々に慣れてきました。





そして一通り作業を終えたLOWAは見事にその輝きを取り戻しました。
初めてのメンテナンスだったのでうまくいかなかった部分がありますが、これは繰り返していくうちに上達しいくだろうと信じています。


さて、この連休に日帰りで丹沢は檜洞丸という西丹沢の山に登ってきました。
今回は天候も良かったのですが、一部藪コギの部分で露で濡れた笹のおかげで足元はずぶ濡れ状態。もちろん降雨ではないし、ワックスのおかげですぐに乾きました。

帰ってきて落ち着いたところで早速2回目のメンテナンス。
撥水加工の手順は省略しましたが、それ以降は前回と同じ要領でメンテナンスしていきます。
磨き上げたLOWAはまた美しさを取り戻しました。よく見ると気のせいかもしれませんが多少使い込んだ感が出てきてとても嬉しく感じました。






さて、LOWAの登山靴を手に入れて2回の山行を終えました。もう書くまでもありありませんが、この登山靴は本当に良い靴です。
ですが、どんなに良い靴でも使い方を誤ればその効果は全くないばかりか逆に足の痛みの原因にもなってしまいます。

まず、最低でも自分の足にフィットしていなければなりません。これは単にサイズで計算してちょっと試し履きした程度ではわからないと思います。この点については前回の記事で書かせていただきました。

次にフィットした登山靴でも正しい履き方をする必要がるということです。正しい登山靴の履き方については、ここで書くまでもないことです。Backcountry穂高さんのHPでもLOWAの正しい履き方についての動画がアップされています。正しく履くと何が違うのかということもこの動画でわかります。

そして、2回の登山を通して感じたのは、靴紐は定期的に締め直すということ。「そんなの当たり前でしょ」という声が聞こえてきそうですが、これを怠るとだんだん靴紐が緩んできて足に違和感が出るようになってしまいます。
実は今回北穂高岳に登った時、一通り頂上で過ごしていざ下山する時、靴紐を締め直すのを忘れてしまいました。結局涸沢に降りてきた時は軽い靴づれのようなものができてしまいました。
この反省を踏まえ、今回の日帰り登山では靴紐の締め直しをきちんと行いました。6時間の山行を終えて、足には全く違和感がありませんでした。一度靴紐を締めたら絶対緩まないなんていう魔法の靴はありません。こまめた対応が大切ですね。


良い登山靴、それを正しく扱う技術や経験、正しいメンテナンス。こういったものが総じて末長く愛用できる登山靴を生み出していくんだと実感いたしました。


私はLOWAのワックス3回がけの登山靴を観賞用に購入したわけではありません。あくまでも登山の実用で購入したわけです。だからこれからも容赦無くどんどん使いこなしていくつもりです。




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