良いものを永く


今日は1日かけて長野は安曇野へ行って来ました。
が、登山というわけではありません。全く関係ないというわけではございませんが、新たな登山靴を購入すべく安曇野にあるプロショップへ行って来たわけでございます。

最初は車で行こうかどうか迷ったのですが、車もだいぶ走行距離が増えて来ていることから今回はあえて特急あずさを使って往復いたしました。






ちょうど特急あずさに乗ったのがお昼時ということもあり、車内の弁当を購入いたしました。車窓から眺める新緑の山々を見ながらお弁当を食べるというのもまた良いものでございます。 八王子から松本まで約2時間といったところでしょうか。ちょうど眠くてうとうとし始めた頃に松本に到着いたしました。

松本からは大糸線に乗り換えでございます。大糸線に乗るときにボタンを押さないと扉が開かないということを知らず、開かない扉の前でずっと待っていたという「やっちまった」的なことはしません。きちんとボタンを押して開けて乗車いたしました。





穂高駅に到着。ここからはタクシーで10分程度でございます。予約時間まで1時間近くあるのでとりあえず駅前の喫茶店に入って時間調整することにいたしました。
時間になったのでいざタクシー乗り場に行くと、なんと止まっていたタクシーは全て出払ってしまい戻ってくるのを待たなければなりません。時間に余裕を見ておいたので良かったのですが、結局は予約時間ギリギリになってしまいました。
ちなみに駅前に電動自転車のレンタルショップがあり(1Hで300円)気候が良いときなら自転車で行くのも良いかもしれません。レンタルショップの方は40分ぐらいと言っておりましたが、登山をする健脚な方ならそこまで時間はかからないのではないかと思いました。





今回lowaの登山靴のフィッティングをお願いするback coutry穂高さんでございます。
安曇野の森林の中にあり、タクシーから降りたときの森林の心地よい香りが胸をワクワクさせます。
さて、早速中に入っていきます。





登山靴のフィッティングルームです。欲しかったlowaのシューズがたくさん並んでおります。早速、普段登山する時のソックスを履いた上で足のサイズを測定いたします。
測定の結果25センチのものが良いだろうということで初めてlowaの登山靴を履きます。

ビジネスの革靴もそうですが、最初に履いた時はなんとなく硬いイメージがあります。lowaの登山靴も見事なまでにフィットし、懸念材料だったつま先も開放感があってストレスがないのですがやはり硬さは感じました。ですがそれを長年履いて行くことによってより自分にフィットしてくるというのが革靴の醍醐味ですからこれは当然でございます。

しかしながらここからが都内にある一般的な登山ショップとは違うところ。

まず登山靴を履いて10分程度歩きます。その後靴紐を締めなおしてさらに歩きます。結局はかなりの時間を歩き回ったのですが、ここに店主の登山靴にかける情熱というのが感じられます。「ただ品物を売るだけではない」これが本当に伝わってくるのでございます。

その証拠にback coutry穂高さんは完全予約制でございます。なので、ちょっと見学といった中途半端な対応はしません。その代わりきちんと予約して目的を持ってくる人には本気で対応してくださいます。
登山靴を購入するときに靴を履いて長時間歩き回るということはあまりないかもしれません。でも本当にその登山靴が自分の足にフィットするかどうかは、そうやって歩き回らないとわからないと思います。最初は良くても歩いているうちい違和感が出てくるというようなこともあり得るわけでございます。

幸いにして私の足はごく標準的な形のようでございますので、しばらく歩いても違和感はございませんでした。なので安心して今履いている登山靴を購入することができます。

これから10年以上登山のパートナーとなる重要な道具ですから、「この靴が欲しいです」
「はいどうぞ。○○円です」で終わってしまうのはあまりにも寂しいです。フィッティングルーム内を登山靴を履いて歩き回って思ったのは、これが本当の靴選びなんだということでございます。一期一会とでも言いましょうか、良い靴、自分に合った靴に出会えた喜びが歩くたびに伝わって参ります。





結局、最初に出してもらったこのlowaで問題がなかったので、こちらを購入することにいたしました。なお、この後ワックス加工をしていただきますので今日はお店に預けていきます。革靴はワックスによるメンテナンスが必須です。ビジネスシューズもちゃんとワックスかけてメンテナンスしてきた靴はとても美しいです。
lowaの登山靴のワックスがけは職人技が必要ですので時間がかかりますが10年以上履いて行くものでありますからどんなに時間がかかっても問題ございません。

さて、この靴の完成を首を長くして待つことにいたしましょう。

本当に良い登山靴を巡り合うことができ感謝しております。






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