GARMIN GPSMAP64scJ


この度アウトドア用のGPSであるGARMIN GPSMAP64scJを購入しました。先日西穂高岳の稜線にアタックした際に使用してきましたのでレビューというわけではありませんが簡単に報告いたします。

まず、基本的な操作については説明書を見れば当然わかりますが、適当にボタンを押しているだけでも基本的な操作は解りますのであまり説明書を見ることはないかもしれません。そういう意味ではユーザーにとってありがたいですね。

登山に行く前に試しに自宅から職場まで使ってみましたが、電車での高速移動中のトレースはしないようです。電車に乗っている区間だけトレースされていませんでした。もちろん詳細設定を変更すればトレースできますが、登山で高速移動はしないので設定を変える必要はありません。通勤で歩いた部分は当然ですが正確にトレースができておりさすが最新のGPSだと感心しました。

大きさも20年くらい前の携帯電話・・・といってもわからないですよね。アンテナ部分を除くと手のひらに収まるサイズであり登山の邪魔にもなりません。標準でカラビナセットが付属しているのでザックの肩の部分に下げておくこともできます。自分は一眼レフのカメラケースの中に入れています。

自分はTOPO日本全国地形図のソフトも同時入手(特典)でしたが、マイクロSDをマウントすることができ、その情報を地図上に反映させることができます。登山道の詳細や危険箇所などの情報が表示されますので大変ありがたいです。

さて、12月末に西穂高岳のピラミッドピークに登ってきましたが、この時も問題なくトレスしておりその正確さに驚かされました。

ただし、やはり電子機器ですので厳冬期の穂高で使用する場合はバッテリーの消耗が激しくなります。今回は一泊二日でしたがバッテリーの交換をしました。購入時はバッテリーが付属してきますが、単三電池2本でも大丈夫なので、冬季の場合や縦走で登山する場合は日数分の予備を持っていったほうがいいと思います。ちなみにメーカーでは氷点下20度までの動作を保証しています。今回は体感で氷点下30度以下でしたが全く問題ありませんでした。

なお、今回は使いませんでしたがカメラも内蔵されており画面上のマーキングポイントと画像をリンクさせることができます。


GARMINでは「Base Camp」という無料の地図ソフトをダウンロードできます。残念ながらこのソフトはWindowsにしか対応していませんので、私のようにMacユーザーは利用できません。
ただし、Macユーザーであれば「Trail Note」という強力なフリーソフトをダウンロードできますのでこのソフトで代用可能です。代用どころか山レコのデーターともリンクできるなど機能面では優れていますが、地図が日本国内のみとか、本体から呼び出したデーターは本体に上書き保存してはいけない(別名保存は可)など多少の制約はあります。

以下は「Trail Note」での使用です。

本体とパソコンを付属のUSBで繋ぐことにより、本体に保存されているGPX形式のデーターを読み込むことができます(本体側で軌跡保存しておく必要があります)。 そうすることによりパソコンの画面で自分のトレースや高度推移などを同時に確認できます。

次に事前にこれから自分が登る山のルート設定やルート上のポイント設定をすることができます。ルート設定したら本体にそれを保存させることができます。本体側でそのデーターを呼び出すことにより、ルートガイドやポイントに近づいたときのアラームを鳴らすことができます。アラームを鳴らす範囲は自分で設定できるので、あと200mで山頂というところでアラームなんてことも可能です。

特に初めて登る山やマイナールートで道が不明瞭などの場合は大変有効に使えると思います。


もちろんGPSというのはあくまでも補助機材であって、あくまでも地図とコンパスによって現在位置を把握すべきということが崩れることはありません。

それでも自分の登山の軌跡を正確に分析できることや、事前の山行計画と実際の行程の差を分析できるなどあらゆる面で重宝しそうです。






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